【スタンフォードの自分を変える教室】潜在能力を引き出す3つの力【Part.3】

ここまでで人間には「潜在能力を引き出す3つの力」があることが分かりました。

 

「やらない力」、「やる力」、「望む力」です。

 

また、人間は2つの脳「原始的な脳(本能)」「新しい脳(理性)」を持っていることも分かりました。

 


スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

今回は、「原始的な脳(本能)」をどうやって使うかが「テーマ」です。

 

 

本能は、目標達成に利用できるか?

  • 自己コントロールのシステム → 優れている
  • 原始的な本能 → 過去の遺物

 

こんなイメージを持ってしまいます。

 

今は「本能」は邪魔なだけで、そのせいで犯罪を犯したり、健康を損ねたり、貯金を使い果たしたりすることがあります。

 

今は、文明社会で法治国家に住んでいるから、本能は不要に思ってしまいます。

 

しかし、この本来サバイバルのために働く本能が、実は現代人にとって必要であることが研究でわかったようです。

 

こんな話を聞くと、ロボトミー実験を思い出してしまう。

 

ロボトミー
1935年、ジョン・フルトン(John Fulton)とカーライル・ヤコブセン(Carlyle Jacobsen)がチンパンジーにおいて前頭葉切断を行ったところ、性格が穏やかになったと報告したのを受け、同年、ポルトガルの神経科医エガス・モニスがリスボンのサンタマルタ病院で外科医のペドロ・アルメイダ・リマ(Pedro Almeida Lima)と組んで、初めてヒトにおいて前頭葉切裁術(前頭葉を脳のその他の部分から切り離す手術)を行った。世界各地で追試され、成功例も含まれたものの、特にうつ病の患者の6%は手術から生還することはなかった。また生還したとしても、しばしばてんかん発作、人格変化、無気力、抑制の欠如、衝動性などの重大かつ不可逆的な副作用が起こっていた。

Wikipediaより

 

たとえば、事故によって脳への損傷し、本能を失った人びとに関する医学的研究の結果を見れば、人間のもつ原始的な恐れや欲望が、健康や幸福、さらには自己コントロールにとって、どれほど重要であるかがわかります。

 

若い女性の発作をとめるための脳の手術の際に、中脳の一部を損傷してしまったケースがありました。

その結果、女性は、「恐怖」や「嫌悪」を感じなくなってしまったようです。

 

すると彼女は気分が悪くなるまでドカ食いしたり、父親や兄弟にたびたび性的な誘いをかけたりするようになりました。

 

だから、原始的な本能をなくすのではなく、利用できるようになることが重要です。

 

神経経済学者は、 自己コントロールのシステム(理性)とサバイバル本能は、相反するものではないことを発見しました。

 

 

第1のルール「汝を知れ」

自己コントロールは人類の能力のひとつです。

人類の能力は他にもあります。

・自己認識能力 → 自分のしていることを認識する能力

・理由を理解する能力 → なぜ自分はそれをしているのか理解できる能力

・予知・予測能力 → これから自分がやることがどういう結果をもたらすのか予測する能力

 

自己認識なくしては、自己コントロールのシステムは使えません。

決断を下すときには、自分自身で対象を認識する必要があります。

自己認識能力がないと、脳はいつでも最もかんたんなことを選びます。

 

たとえば、タバコをやめたいと思っている女性がいるとします。

この人はまず第一に、自分がタバコを吸いたいと思う瞬間に気づき、どういうときに最も吸いたくなるのか(外で寒風に吹かれると、ついライターを探してしまう、など)を知る必要があります。

そして、吸いたい気持ちに今日も負けてしまったら、たぶん明日も負ける可能性が高くなることにも気づかなければなりません。

 

このままタバコを吸い続ければ、将来さまざまな恐ろしい病気が待ち受けているのがわかります。

悲惨な運命を免れるには、「タバコを吸わない」という意識的な選択をする必要があります。

 

そういうことを自分で認識できなければいけません。

 

人間は「無意識」に数えきれないくらいの決断を下している

ある研究で、「食べ物に関する決断を一日に何回くらい行なっていると思うか」と質問しました。

 

  • 実験における回答 → 平均で14回
  • 実際に記録を取る → 平均で227回

 

つまり、200回以上もの選択を無意識に行なっていたのです。

食べ物のジャンルだけでこれだけの数の決断をしていました。

 

現代社会はただでさえ気が散るものや刺激にあふれているから、決断することが難しくなっています。

スタンフオード大学経営学部教授のババ・シヴは、「人は気が散っているときほど誘惑に負けやすい」という研究結果を発表しています。

 

おそらく、深く集中して「決断」をしないときは、「安易」な方を決断しているということでしょうか。

 

注意散漫で、うわの空で、考え事をして買い物をしている女性は、店頭販売に引っかかりやすいです。

そして余計なものまで買ってしまいます。

そして、あとから「お金が無くなった」ことに気が付きます。

 

考えごとで頭がいっぱいになっていると、長期的な目標は忘れます。

結果、衝動的な選択をします。

 

だから、スマホを見ながら何かをすると、常に安易な方、普段なら選択しない方、悪い方、高い方、カロリーが高い方、余計なもの、後悔する方、自分の人生を破滅する方を選択します。

 

これを意識すると人生が変わるかもしれません。

 

 

 


スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 

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